Category Archives: 小水力発電

【3月26日】第5回小水力発電アイデアコンテスト発表会(高山市)を開催します。

  岐阜県高山市丹生川町で進められてきた「第5回小水力発電アイデアコンテスト」の発表会を開催します。
製作した小水力発電装置を現地に設置し、高専の学生が1年かけて取り組んだ成果を地域住民の皆さんに発表します。どなたでも見学することができます。

◆日時:2017年3月26日(日) 8:30~15:30

◆会場:丹生川文化ホール(高山市丹生川町町方1 TEL/0577-78-2468)

◆定員:150名(要申込み)

◆スケジュール  
 8:00~    受付・開場  
 8:30~8:45     開会式  
 8:45~11:35   小水力発電見学会 マイクロバスにて見学
 11:35~12:15 昼食 事務局で用意します。
 12:15~13:40 プレゼン発表
 13:40~14:00 投票
 14:00~14:45 参加高専学生によるパネルデスカッション
 14:45~15:30 表彰式・閉会式 ※会場までは自家用車もしくは高山駅(高山濃飛バスセンター)より
        路線バスでおこしください。
なお、現地での見学会は事務局にて準備するマイクロバスにて移動していただきます。自家用車による見学はできません。

◆参加校
 金沢工業高等専門学校
 岐阜工業高等専門学校
 鈴鹿工業高等専門学校
 鳥羽商船高等専門学校
 福井工業高等専門学校
 豊田工業高等専門学校
 富山高等専門学校
 高山工業高等学校(オープン参加) 

◆アクセス
takayama_map

 

 

 

 

 

 

 

◆参加申し込み方法 締切:3月3日
 氏名、住所、連絡先(TEL,Email)、所属(あれば)を記載の上、下記のいずれかまでFAXまたはEmailでお申し込みください。

申し込み先
①NPO法人地域再生機構 FAX:058-203-0895/Email:2016-p@mph-contest.org
②高山市環境政策推進課(持参も可)TEL:0577-35-3533/FAX:0577-35-3169/Email:kankyouseisaku@city.takayama.lg.jp 

◆案内チラシ(2ページ目に申し込み用紙があります)

【講演報告】1月29日(日)和歌山県有田川町で講演しました

 1月29日(日)和歌山県有田川町で開催された自然エネルギーで地域を興す「有田川エコフェスタ」で副理事長の野村が講演しました。

 有田川町は、ゴミ減量・分別徹底(収集業務のマイナス入札化)や県営のダムの維持用水を利用した町営の水力発電所の建設・運営やその収益を活用した基金により太陽光発電や太陽熱利用の設置補助、環境教育や公共施設への再エネ設備導入などを進めておられます。

 これらの取り組みは「第4回環境省グッドライフアワード」実行委員会特別賞」や新エネルギー財団「新エネ大賞」資源エネルギー庁長官賞を受賞されました。

 Eco_Festa_20170129

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 有田川エコフェスタは有田川町地域交流センターALECで開かれ、会場は町長をはじめ80人をこえる参加者で立ち見もでるなど大盛況でした。

 講演では、地域再生機構が関わらせていただいたいる郡上市石徹白の小水力発電事業を事例に、近年の地域づくりの背景、持続可能な地域づくりのヒントとなるお話をさせていただきました。その後、参加者からの質問や意見を基に、和歌山大学の中島先生の進行で、和歌山大学の湯崎先生、有田川町役場の上野山さん、野村でトークセッションが行われました。

 トークセッションの内容は、中島先生がFacebookでまとめていただいています。

以下中島敦司Facebookより抜粋

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◆『持続的な成功事例に共通しているポイント』

1)小さな成功体験から未来への期待を構想する

2)先進事例であっても,長い時間が必要だったという事実

  イキナリは無い → 地域の事情や時間軸を守ることが支持を得るポイント(お作法)

3)先人達の残してくれた「資産(歴史,産業,組織・・・・生きる力)」を上手に使うことの確からしさ

4)単発のパーツではなく,やりたい仕事を地区内でつなぐこと

5)宣伝(イベント)で成功をつかんでいない,地味で地道な行動と
  高いクオリティで成功をつかんでいる(内部,外部)

6)地域のことを良く知っている

7)投資(金,時間)を自分でしている(借金してでも)

8)金は出すが口は出さない長老の存在

 

◆『持続的な成功事例から学べること』

1)自分達の手で自分達の暮らしをつくる = 自治
  → まちづくりの本質(まちづくりは,昔からやってきているもの

  → 先人達へのリスペクトを忘れるな)

2)自立(独立)から自律(意志定権の掌握)へ
  → そのためには自らが投資(金,時間・・・・)
    権利の半分以上を持つこと(株主総会のイメージ)

3)自らの決まりで生きる

4)自分でできることは自分でする(資金集めも勉強も)

5)住民のやりたいことを支援する行政の態度
  多くの行政は住民を支援したいと考えているもの
  住民は行政が支援しやすい具体的な計画と自らが主体者であることを宣言すること(能動的態度には支援者が現れる)

6)平等ということの持つ意味(全員参加は自律の条件)
  → 利益の分配,リスクも応分

 

◆『まちづくりの落とし穴』

1)成功事例から学べることは,初期段階では成功事例の中での「態度」と「方針」であり,「手法」に着目するとたいていは
  失敗する(石徹白では,たまたま小水力だっただけのこと)

2)にも関わらず,「手法」をネタに持ってくる評論家や大学教授

3)うまい話に聞こえるが,実は,うまい話じゃないことがある(評論家や大学教授の話のほとんどが単なる扇動)

4)何かのための手段としてのカフェ,六次産業,観光,リノベというのは有りだが,目的や目標としてのカフェ,六次産業,観光,リノベで成功した事例は聞かない

(1)石徹白のカフェは視察見学者へのホスピタリティーの結果

(2)石徹白の六次産業化は農産物の廃棄を無くすための必然行為
   付加価値とかのスケベ心は消費者に見抜かれる  →1回しか買ってもらえない

(3)観光のネタも暮らし(事実)を見せるだけで成立
   観光ネタを宣伝しなくても先に高い評価を得ているなら黙っていても客は来る
   評論家や機関による評価や認定の効果は持続しない つまり一時的な幻
   モニターツアーに「しか」参加しない客を集めても無意味

5)独り占めや妬きもちをやめれば,自分の役割も明確になる
  → 仕事の自発的な創出

6)ロードマップを他人(大学,専門家,評論家,行政)任せに
  することの愚かさ

7)イニシャルコストのみならずランニングコストまでを補助金
  頼りとしてしまって金切れ目が縁の切れ目

8)投資(金,時間)を自分でしないと意志決定ができない

9)自画自賛の態度(これは多い)

石徹白小水力発電事業のメディア掲載④

小水力発電進めるために農協?農業用水利用した山村の挑戦
2014/04/22 中部日本放送[イッポウ]
http://jcc.jp/news/c_v/2594226/

岐阜県の山間にある小さな集落で始まったチャレンジは、ダムのような大規模施設を使わずに農業用水を利用した発電で住民はそのために農協「石徹白農業用水
農業協同組合」を設立。これまで住民有志が3つの小水力発電施設を建設。今後は農協として2016年度の発電開始を目指す。郡上市・日置敏明市長は「地域で小水力発電事業に取り組まれることを心からお慶び申し上げたい」、石徹白農業用水農協・平野彰秀参事は「この集落を将来につなげていくためにやれることはやっていこうと」、小水力発電事業の発起人・久保田政則は「水の恵みがある。この豊富な水を使わない手はない」、小水力発電事業の発起人・吉田能啓は「部屋の2つの電気とテレビと冷蔵庫それくらいは賄える」とコメント。

郡上市白鳥町石徹白地区の映像。

関連記事
04/22(火) (メ~テレ[START UP!])
水力発電のため農協を設立岐阜・郡上市白鳥町石徹白で、農業用水の有効活用を目指して住民たちが農協を作り、今日、記念の式典が開かれた。石徹白地区は農業用水を利用した小水力発電が盛ん。農協では今後、新たな小水力発電所を設立。売電による利益を農産物加工費などにあてる。2016年に発電開始予定。

石徹白小水力発電事業のメディア掲載③

【読売新聞】

小水力地域の柱に 売電収入で農業振興
2014年04月23日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/local/gifu/news/20140422-OYTNT50410.html

 農業用水を利用した小水力発電事業に向け、郡上市白鳥町石徹白いとしろに石徹白農業用水農業協同組合が設立され、22日、地域内の施設で設立記念式典が
開かれた。2016年の発電開始を目指し、発電した電力はすべて売電し、収益金は農業振興など地域おこしに役立てる。

 石徹白は福井県境に近い山村で同県から1958年に越県合併した。人口は約270人で合併した当時に比べ4分の1に減った。過疎化と高齢化が課題となっている中、子育て世代の移住受け入れや地元女性有志によるカフェを作るなど新しい地域づくりが進んでいる。

 小水力発電も課題克服の取り組みとして2009年にスタート。明治期から住民が手掘りでつくった総延長3キロの農業用水を利用して、住民有志が地域内3か所に水車型など小規模発電装置を設け、施設や街路灯の電源として使っている。

 農協は、自治会が中心となって、今月1日に住民ら91人で発足させた。これまでの発電事業のノウハウを元に、大日ヶ岳からの豊富な湧水を利用した本格的な発電事業に乗り出した。

 農協が建設する小水力発電所は地域内の高台を流れる水路を分流させ、落差95メートルの急斜面から水を落とす。発電出力は91キロ・ワットで、年間に換算すると約120世帯分の電力量となる。事業費は2億4000万円。県や市からの補助を除き、農協の負担は6000万円となる。売電額は年間約1750万円を見込んでおり、建設費の返済に充てるほか耕作放棄地での農業経営や特産品の開発に使う。

 県営事業として建設され、市が運営する小水力発電所も2015年にでき、行政も水をいかした地域おこしを後押ししている。建設予定地などを案内した農業用水農協の平野彰秀参事は「地域を次の世代に引き継ぐために努力したい」と意気込んでいる。

石徹白小水力発電事業のメディア掲載②

【岐阜新聞】

小水力発電事業、協力誓う 石徹白農協設立で記念式典
2014年04月23日 岐阜新聞
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20140423/201404230929_22391.shtml

 農業用水を活用した小水力発電に取り組む石徹白(いとしろ)農業用水農業協同組合は22日、郡上市白鳥町石徹白のカルヴィラいとしろで設立記念式典を開
いた。農協を軸に、地域の存続へ住民が力を合わせることを誓った。

◆住民、地域存続へ決意

 県内で農協が新設されるのは18年ぶり。小水力発電による売電収益を農村地域の振興活動に充てる。農協を設立し、小水力発電を農村振興に生かすビジネス
モデルは全国でも初めてとみられる。

 石徹白農協は約1年半の準備期間を経て、4月1日に設立された。組合員は91人で、石徹白のほぼ全世帯が出資した。県、郡上市の補助を受け、農業用水に最大出力91キロワットの小水力発電施設を建設する。事業費は2億4000万円。2016年度からの発電開始を目指す。

 豊かな自然に囲まれた石徹白は50年間で人口が約4分の1の約270人に減少した。高齢化率も約46%で、地域の存続が課題になっている。農協をきっかけに地域の活性化を図っていく。

 記念式典には約30人が出席。上村源悟組合長はあいさつで「今、石徹白で生活している者の責任として、地域を未来につなげていきたい」と決意を表明した。

石徹白での取組が岐阜新聞に掲載されました。

石徹白における小水力発電の取組が岐阜新聞に掲載されました。

掲載:岐阜新聞 2014年4月16日朝刊 1面、社会面

【岐阜新聞】石徹白-001

【岐阜新聞】石徹白-002

【4月24日】第2回岐阜・小水力発電セミナー

第2回 岐阜・小水力発電セミナー「小水力発電最新動向② 固定価格買い取り制度のこれまでとこれから」のご案内

【開催趣旨】
 岐阜県は、包蔵水力量がNo. 1と、水力発電所適地に恵まれた地域であるにも関わらず、小水力発電の導入は、まだまだ進んでいません。岐阜県内で小水力発電の導入が今後進んでいくためには、小水力発電に関心を持つ人たちが、小水力発電に関する知識を共有し、レベルアップを図っていく必要があります。そのような観点から、平成26年1月より、「岐阜・小水力発電セミナー」を開始しています。

 平成24年7月より開始された再生可能エネルギー固定価格買取制度。現状では、太陽光発電が圧倒的に多く、小水力発電の動きは鈍いですが、制度を活用する事で、より先の見えた堅実な小水力発電の事業化が十分可能となっています。
 第2回目となる本セミナーでは、経済産業省より固定価格買取制度の「これまで」と「これから」についてお話いただくと共に、全国小水力利用推進協議会より、小水力発電の事業化について全国の事例を交えながらお話していただきます。

【開催概要】

(1)テーマ:「小水力発電最新動向② 固定価格買取制度のこれまでとこれから」

(2)プログラム 
  ①開会の挨拶 
  ②固定価格買取制度のこれまでとこれから(経済産業省中部経済産業局資源エネルギー環境部) 
  ③小水力発電の事業化について(全国小水力利用推進協議会) 
  ④ 質疑・意見交換

(3)主 催:岐阜県小水力利用推進協議会

(4)日 時:平成26年4月24日(木)午後1時30分~午後3時 (開場:午後1時)

(5)場 所:じゅうろくプラザ5階 小会議室1(岐阜市橋本町1丁目10-11)

(6)定員:60名(定員次第締め切り)

(7)参加費
  岐阜県小水力利用推進協議会の会員:無料 
  岐阜県小水力利用推進協議会の非会員:1,000円(会場費として)

(8)申し込み・問い合わせ先
岐阜県小水力利用推進協議会 事務局(担当:平野・吉原)
〒500-8570 岐阜市藪田南5丁目14番12号岐阜県シンクタンク庁舎3階 ぎふNPOセンター 地域再生機構内
TEL:058-272-9303  FAX:058-203-0895
E-mail:info@gifu-water.org

下記のフォーマットにご記入の上、ファックスまたはメール(info@gifu-water.org)にてお申込みください。(※事前申し込みなしでの当日参加も可能ですが、会場の座席が限られておりますので、なるべく事前にお申込みをお願いします。)

———–申し込みフォーマット———–————
お名前:
団体名(所属):
電話:
※当日つながる電話番号をお願いします。
メールアドレス:
会員区分(下記からどれか1つをお選びください)
①会員
②非会員
※入会をご検討されている方が、当日ご入会いただくことも可能です。
———————————————————

【主催】岐阜県小水力利用推進協議会

第2回岐阜・小水力発電セミナーチラシをダウンロード

第2回岐阜・小水力発電セミナーチラシ

岐阜県小水力利用推進協議会のホームページがリニューアルされました。

地域再生機構が事務局を務める「岐阜県小水力利用推進協議会」のホームページがリニューアルされました。
今後は岐阜県内の小水力発電の普及に尽力するとともに、小水力発電に関する情報提供をより一層充実させていきますので、宜しくお願い申し上げます。

岐阜県小水力利用推進協議会ホームページへ

【3月23日】第3回小水力発電アイデアコンテスト発表会のご案内

【小水力発電アイデアコンテストとは】
東海北陸地区で”ものづくりを学ぶ”高等専門学校の学生が地域の自然資源を活用した小水力発電の設計・制作・設置を行いアイデアを競うコンテストです。第1回(2011年度)は岐阜県郡上市美並町、第2回(2012年度)は三重県いなべ市で開催しました。
今年度は、福井県鯖江市河和田地区で開催致します。

是非とも、奮ってご参加ください。

◆日時 2014年3月23日(日)9:00~15:00

◆会場 福井県鯖江市河和田コミュニティセンター(鯖江市河和田19-6-1)

◆定員 100名 先着順 申し込み必要 3月3日(月)〆切り

◆スケジュール
9:00  開会式(開会挨拶、コンテスト概要、見学会説明)
9:15  発電装置見学会(マイクロバスにて見学します)
12:00 プレゼン発表(1校12分)
13:30 審査
14:15 表彰式
14:45 閉会式

◆参加校
東海北陸地区7高専 富山高等専門学校  金沢工業高等専門学校 福井工業高等専門学校   岐阜工業高等専門学校  鈴鹿工業高等専門学校 鳥羽商船高等専門学校   豊田工業高等専門学校

◆お願い
現地交通事情により自家用車での見学はお断りさせていただきます。現地見学は事務局で用意したマイクロバスに乗車いただきます。必ずお申し込みください。

◆参加申し込み方法
氏名、住所、電話番号、Email、所属を記載の上、事務局までFAXまたはEmailでお申し込みください。
FAX:058-203-0895
Email:2013-p@mph-contest.org

発表会チラシをダウンロード

発表会チラシ-001 発表会チラシ-002

【2月8日】郡上市 小水力発電セミナーのお知らせ

2月8日(土)、岐阜県郡上市にて、小水力発電セミナーが開催されます。今回は九州熊本より兼瀬さんをお呼びし、小水力発電と地域再生の観点からお話頂きます。奮ってご参加下さい。

【開催概要】 
郡上市は豊かな水に恵まれたまちです。地域の資源である水の落差を活かして発電を行う小水力発電は過疎化が進む農山村を蘇らさせる一つの力になります。今回は熊本県(旧)清和村の最後の村長を務められ、村長時代に小水力発電所建設に尽力された兼瀬さんをお招きし、小水力発電と農山村の再生について、考えてみましょう。

【日時】 2014年2月8日(土)13:00~16:00 ※開場12:30

【会場】 郡上市総合文化センター 2階多目的ホール(住所:岐阜県郡上市八幡町島谷207-1)

【定員】 70名※2月7日までにお申込みください。(定員になり次第受付終了)

【日程】
・報告会 郡上市小水力発電調査検討会
・講 演 小水力発電で農山村が蘇る(兼瀬哲治氏)

【お申込み・お問い合わせ】
郡上市役所 商工観光部 商工課
 電話:0575-67-1808
 FAX:0575-67-1820
 E-mail : syokou@city.gujo.gifu.jp

2月8日郡上市小水力発電セミナーチラシ