02 上石津地域づくり活動支援
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 岐阜県の西濃に位置する大垣市上石津町。地域再生機構では、この中の時地区を中心として、上石津町における住民主体の地域づくり活動のお手伝いをしています。

 時地区のある旧上石津町は、平成18年に大垣市と飛び地合併した地域であり、西は滋賀県、南は三重県と隣接し、東は養老の滝で名高い養老山地、北は時地区のシンボルである烏帽子岳に源を発する揖斐川水系の牧田川に挟まれた中山間地域。現在、時地区は人口約1270人で、高齢化率は30%であり、これからも人口は減ると予想されています。
この現状の中、時地区、そして上石津町全体が将来も続いていく誇りある地域となるべく、地元住民の方々はこれまで様々な取組みをされています。

私たちは、2011年に「木の駅プロジェクト」を上石津町に導入するお手伝いをすることがきっかけで、この地域と関わり始めました。様々な活動の中で特に関わっているのが、地元で作る温泉施設の開発です。時地区では、都市部との交流や特産品の販売、地域づくり活動の拠点として地元の温泉施設を開発することを願ってきました。

 地域再生機構では、地元住民の方々と温泉施設開発の検討を進めると共に、
源泉を温める「木質バイオマスボイラー」の導入をお手伝いしてきました。

 2014年現在では、ヨーロッパより輸入してきた「木質バイオマス 薪ボイラー」を、地元の大工さんが公民館を一時改修して作った仮設温泉施設に導入し、実験的に温泉を運営しており、燃料となる薪は、「木の駅プロジェクト」で搬出された木材を利用し、地域で出てきた木材を地域の中で持続的に使える仕組みを模索しています。また、機械類の設置に関しても、建屋や配管、日常の運営など全て地元の自前で行なっており、地域が主体となって作り、運営していける温泉の開発に取り組んでいます。

その他にも、上石津町では特産品開発やグリーンツーリズムの開発、移住定住促進など様々なことに取り組んでおられ、
地域再生機構では、地元の方々との顔の見える関係を続けながら、その持続可能な地域づくりのお手伝いをしていこうと考えています。

【情報発信】
上石津町の地域づくり活動


【関連リンク】
えぼしの里便り
時は今だプロジェクト(立命館大学)

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