03 木の駅プロジェクト
③木の駅
 

 全国各地で木の駅プロジェクトが始まっています。「木の駅」は、不揃いの林地残材や間伐材を相場(1t2000~3000円)より少し高い価格(4000~6000円)で買い取り、大型スーパーでなく地域の商店だけで使える地域通貨で支払う仕組みです。「軽トラとチェーンソーで晩酌」を合言葉に、あまり規格を気にせず農産物を道の駅に気軽に出荷するように、気楽に山から木を出してお小遣いにして森と地域を元気にしていこうというものです。その運営は木の駅実行委員会のように中学校区ほどの単位で住民により自主的に組織され、その中で財政運営からルールなどすべてが議論・決定され、発生する逆ザヤ(過払い分)は寄付をはじめ助成金、森林環境税などで多様な手法で補填されています。

DSC05279この木の駅プロジェクトの立ち上げに当たっての支援を行っています。2013年度はトヨタ財団の助成を受けて、30を超える全国各地の木の駅とこれから産声をあげようとしている木の駅とが家族や兄弟のように互いに助け合いながら立ち上げから悩みの共有と解決までをサポートする「兄弟木の駅プロジェクト」もスタートしました。これから始まる木の駅と進んでいる木の駅をつなぎ、コーディネートとアドバイスを行います。
詳しくは→木の駅プロジェクトポータルサイトhttp://kinoeki.org/